失敗から学んだデスクライト選びの3つのポイント

学び

この記事は、デスクライトについて情報収集中の方向けです。すでに購入を決めている方は、具体的な商品比較をまとめた【【比較表・用途別】あなたに合ったデスクライトが一目でわかるチャート】をご覧ください。

「デスクライト、買ったけど使わなくなった」「思っていたのと違った」という経験はありませんか。わたしは、在宅ワークを始めてからデスクライトを3回買い替えました。3回とも失敗しました。この記事では、経営管理15年・2児の父であるわたしが、どんな失敗を繰り返したのか、そしてなぜ失敗したのかを正直にお話しします。

この記事のポイント 
・デスクライト選びでよくある「3つの失敗パターン」がわかる
・失敗の原因を経営管理の視点で分析している
・失敗から学んだ「選び方の3つのポイント」がわかる
・4回目で成功した理由と、今使っているライトを紹介
・「安物買いの銭失い」を避ける投資思考

それでは早速見ていきましょう。

デスクライトを3回買い替えた話|2児の父が繰り返した失敗の記録

在宅ワークを始めてから、わたしはデスクライトを3回買い替えました。3回とも「これでいいだろう」と思って買ったのに、結局使わなくなったり、別の問題が発生したり。正直、かなりのお金と時間を無駄にしました。この章では、2児の父であり経営管理の仕事をしているわたしが、どんな失敗を繰り返してきたのか、恥ずかしながらお話しします。

最初の失敗:「安いから」で選んだライトは1ヶ月で使わなくなった

在宅ワークが始まった当初、「とりあえず手元が明るくなればいい」と思い、Amazonで2,000円くらいのデスクライトを買いました。

最初の数日は「明るくなった!」と満足していました。でも、1週間もすると「なんか目が疲れるな」と感じ始めました。

原因は、「自動調光機能がない」ことでした。朝は明るすぎ、夜は暗すぎ。毎回手動で調整するのが面倒で、結局「ちょうどいい明るさ」にならないまま使い続けていました。

1ヶ月後、そのライトはデスクの隅に追いやられ、埃をかぶっていました。経営管理の仕事で「安物買いの銭失い」という言葉を何度も見てきたのに、自分がその典型例になってしまったのです。

2回目の失敗:スタンド式がモニターに映り込んで目が余計に疲れた

「次はちゃんとしたものを買おう」と思い、今度は8,000円くらいのスタンド式デスクライトを購入しました。デザインもおしゃれで、調光機能もついていました。

でも、設置してすぐに問題が発生しました。

ライトの光がモニター画面に反射して、映り込みがひどいのです。特に、Excelで白い背景の資料を見ているときは、ライトの形がくっきり画面に映り込んで、数字が読みづらくなりました。

ライトの位置を変えたり、角度を調整したりしましたが、どうしても映り込みが消えません。結局、「モニターを見るときはライトを消す」という本末転倒な使い方になってしまいました。

子どもたちに「お父さん、なんでライトつけないの?」と聞かれて、「いや、つけると見づらくなるんだよ…」と答えた自分が情けなかったです。

3回目の失敗:電動デスクの高さを変えたら光が目に直撃した

3回目は、「モニターに映り込まないライト」を探して、モニターの横に設置するタイプのスタンドライトを買いました。これなら画面に反射しないはず、と思ったのです。

座って作業しているときは、確かに問題ありませんでした。

問題は、電動スタンディングデスクの高さを変えたときに起きました。立ち姿勢で作業しようとデスクを上げたら、ライトの光がちょうど目の高さに来て、直接目に入ってきたのです。

「眩しい!」と思わず声が出ました。

ライトの位置を調整しても、座り姿勢と立ち姿勢の両方で最適な角度にするのは不可能でした。結局、スタンディングモードのときはライトを消すか、角度を毎回変えるか、という面倒な運用になりました。

この時点で、わたしは「デスクライト選びって、思っていたより難しい」と痛感しました。


なぜ失敗を繰り返したのか|経営管理の視点で振り返る3つの原因

3回も失敗を繰り返して、さすがに「なぜこんなに失敗するのか」を真剣に考えました。経営管理の仕事では、失敗したら必ず原因分析をします。同じことを、自分のデスクライト選びにも適用してみました。

失敗回数選んだライト失敗の内容失敗の原因
1回目2,000円の安価なライト1ヶ月で使わなくなった自動調光なし、手動調整が面倒
2回目8,000円のスタンド式モニターに映り込んで見づらいスタンド式はモニター作業に不向き
3回目モニター横設置のスタンド電動デスクで高さを変えると目に直撃デスク環境との相性を考えていなかった
4回目BenQ ScreenBar成功!半年経っても快適モニター掛け式+自動調光+環境対応

「自分の作業スタイルを把握してなかったってことか…。私もなんとなくで選んでたかも」

「まさにそうなんです。経営管理の仕事で『課題定義が大事』と言ってきたのに、自分のデスク環境では全然できていませんでした。でも大丈夫、ここから先で『失敗しないためのポイント』をまとめますので、参考にしてみてください」

原因①:「自分の作業スタイル」を把握していなかった

最大の原因は、「自分がどんな作業をしているか」を整理せずに買っていたことでした。

わたしの作業は、9割がモニターを見る仕事です。Excelで数字を分析したり、メールを書いたり、Web会議をしたり。紙の書類を見る時間は、1日のうち1割もありません。

なのに、「手元を照らすスタンドライト」を買っていました。そもそも、スタンドライトは「紙の書類を照らす」ためのもの。モニター中心の作業には向いていなかったのです。

経営管理の現場でも、「課題を正しく定義しないと、解決策がズレる」という場面をたくさん見てきました。自分自身が、その典型例になっていたのです。

原因②:「家族との共用」を甘く考えていた

2つ目の原因は、「1台のライトで家族全員の用途をカバーしよう」と考えていたことでした。

わたしの家では、リビングの一角に「子どもの勉強スペース」と「わたしの仕事スペース」が隣り合っています。「1台買えば、両方で使えるかも」と甘く考えていました。

でも、子どもがノートに向かう作業と、わたしがモニターに向かう作業では、必要な照明がまったく違いました。

子どもには「手元を明るく照らすスタンドライト」が必要。わたしには「モニターに映り込まないモニター掛けライト」が必要。1台で両方をカバーするのは、そもそも無理だったのです。

原因③:「既存のデスク環境」との相性を無視していた

3つ目の原因は、デスク環境との相性を考えずに買っていたことでした。

わたしは電動スタンディングデスクとモニターアームを使っています。デスクの高さは頻繁に変わるし、モニターの位置も前後左右に動きます。

この環境で「固定設置」のスタンドライトを使おうとしていたのが、そもそも間違いでした。デスクの高さが変わるたびに、ライトとの位置関係がズレてしまうのです。

経営管理の仕事で「部分最適ではなく全体最適を考える」と何度も言ってきたのに、自分のデスク環境では部分最適の罠にはまっていました。


失敗から学んだデスクライト選びの3つのポイント

3回の失敗から、わたしは「次は絶対に失敗しない」と決めて、徹底的に調べました。その結果、見えてきた「選び方のポイント」を3つに整理します。

ポイント①:モニター中心ならモニター掛け式を選ぶ

モニターを見る時間が長い人は、「モニター掛け式ライト」を選ぶのが正解です。

モニター掛け式ライトは、モニターの上部に取り付けるタイプのライト。光がモニター画面に映り込まない「非対称光学設計」になっているものが多く、目の疲れを軽減してくれます。

さらに、モニターと一体で設置されるので、電動スタンディングデスクで高さを変えても、光の角度がズレません。モニターアームでモニターを動かしても、ライトも一緒に動きます。

「モニター中心の作業なら、モニター掛け式一択」というのが、3回失敗したわたしの結論です。

ポイント②:自動調光は「あると便利」ではなく「必須」

最初に買った2,000円のライトには、自動調光機能がありませんでした。これが、1ヶ月で使わなくなった最大の原因です。

自動調光機能があれば、周囲の明るさをセンサーで検知して、最適な光量に自動調整してくれます。朝、昼、夜と部屋の明るさが変わっても、毎回手動で調整する必要がありません。

「自動調光なんて、なくてもいいでしょ」と思っていたわたしが言うのもなんですが、自動調光は「あると便利」ではなく「必須」 です。この機能がないと、結局使わなくなります。

ポイント③:電動デスク・モニターアームとの相性を事前確認

電動スタンディングデスクやモニターアームを使っている人は、「デスク環境との相性」を事前に確認 することが大切です。

具体的には、以下の点をチェックしてください。

  • デスクの高さを変えたとき、ライトの光が目に直撃しないか
  • モニターアームとライトが物理的に干渉しないか
  • モニターの厚み(ベゼルの形状)にライトが取り付けられるか

わたしの場合、モニター掛け式ライトに変えたことで、これらの問題がすべて解決しました。


4回目でやっと成功|今使っているデスクライトと選んだ理由

3回の失敗を経て、4回目でようやく「これだ」と思えるライトに出会いました。この章では、わたしが最終的に選んだライトと、その理由をお伝えします。

結論として選んだのはBenQ ScreenBar

わたしが最終的に選んだのは、BenQ ScreenBar(無印) です。

選んだ理由は3つあります。

理由①:モニター掛け式で、画面に映り込まない

BenQ ScreenBarは、「非対称光学設計」という技術で、光がモニター画面に反射しない構造になっています。実際に使ってみて、映り込みはまったくありませんでした。

理由②:自動調光機能が優秀

周囲の明るさを検知して、500ルクスの最適な明るさに自動調整してくれます。朝から夜まで、照明のことを気にせずに作業に集中できるようになりました。

理由③:電動スタンディングデスクとの相性が完璧

モニターに取り付けるタイプなので、デスクの高さを変えても、ライトの位置関係は変わりません。座り姿勢でも立ち姿勢でも、同じように快適に使えます。

半年使って感じた「買ってよかった」ポイント

BenQ ScreenBarを使い始めて、半年が経ちました。

一番変わったのは、「目の疲れ」です。以前は夕方になると目がショボショボして、目薬が手放せませんでした。今は、20時を過ぎても快適に作業できています。

もう一つ変わったのは、「Web会議での顔映り」です。ScreenBarの光が顔を自然に照らしてくれるので、Web会議で「顔が暗い」と言われることがなくなりました。

経営管理の仕事で、1日に何度もWeb会議があるわたしにとって、これは予想外の副産物でした。

子どもの勉強スペースとの使い分けも落ち着いた

「1台で全部カバーしよう」という考えは捨てました。

今は、わたしのデスクにはBenQ ScreenBar、子どもの勉強スペースには別途スタンド式のライトを置いています。

「用途が違うなら、道具も分ける」という当たり前のことに、3回失敗してようやく気づきました。

子どもたちも、「自分専用のライトがある」ということで、宿題の時間に自分からライトをつけるようになりました。小さなことですが、2児の父として嬉しい変化です。


これからデスクライトを買う人へ|失敗しないための最短ルート

わたしのように3回も失敗する必要はありません。この章では、これからデスクライトを買う人に向けて、「失敗しないための最短ルート」をお伝えします。

まずは「自分の作業環境」を整理するところから

デスクライトを選ぶ前に、まずは自分の作業環境を整理してください。

  • 1日のうち、モニターを見る時間は何割くらい?
  • 紙の書類やノートを見る時間はどれくらい?
  • 電動スタンディングデスクやモニターアームを使っている?
  • 子どもや家族と、デスクスペースを共有している?

これを整理するだけで、「自分に必要なライトのタイプ」が見えてきます。

チェック項目該当する場合のおすすめ
モニターを見る時間が1日の8割以上モニター掛け式ライト
紙の書類やノートを見る時間が多いスタンド式ライト
電動スタンディングデスクを使っているモニター掛け式ライト
モニターアームを使っているモニター掛け式ライト
子どもの勉強机と共用したい用途別に2台用意するのがベスト
予算は1万円以下に抑えたいQuntis等のコスパモデルを検討

迷ったら比較記事を読んでから決めても遅くない

「モニター掛け式がいいのはわかったけど、具体的にどの商品がいいの?」と思った方もいるでしょう。

わたしも、BenQ ScreenBarを選ぶまでに、かなりの時間をかけて比較検討しました。BenQとQuntis、無印とPlus、Haloの違い…正直、最初は何が何だかわかりませんでした。

そんな方のために、具体的な商品比較と選び方は、別の記事で詳しくまとめています。価格帯別のおすすめや、「迷ったらこれ」という結論も書いているので、参考にしてみてください。

→ デスクライトの詳しい比較とおすすめ商品は、こちらの記事【【比較表・用途別】あなたに合ったデスクライトが一目でわかるチャート】でまとめています。

「安物買いの銭失い」を避けるための投資思考

最後に、経営管理の視点から一つだけお伝えさせてください。

わたしは最初に2,000円のライトを買い、次に8,000円のライトを買い、その次にも数千円のライトを買いました。結局、使わなくなったライトに合計で15,000円以上を使いました。

最初からBenQ ScreenBar(約12,000円)を買っていれば、3,000円以上節約できた計算です。

「安いから」で選ぶと、結局高くつく。これは経営管理の現場で何度も見てきた光景ですが、自分自身がその罠にはまっていました。

毎日使うものだからこそ、「安さ」より「自分に合っているか」を優先することをおすすめします。

まとめ

ここまで、わたしがデスクライト選びで3回失敗した話をお伝えしてきました。

恥ずかしい失敗談ばかりでしたが、同じ失敗をする人が一人でも減れば嬉しいです。

この記事のポイントを整理します:

  • 「安いから」で選ぶと、結局使わなくなる
  • スタンド式はモニター画面に映り込みやすい
  • 電動デスクとの相性を考えないと、光が目に直撃する
  • モニター中心の作業なら「モニター掛け式」を選ぶ
  • 自動調光は「あると便利」ではなく「必須」機能
  • 家族との共用は諦めて、用途別にライトを分ける
  • 「安物買いの銭失い」を避けるなら、最初から質の良いものを選ぶ

わたしは4回目でようやく「BenQ ScreenBar」にたどり着きました。最初からこれを買っていれば、お金も時間も節約できたのに…と思います。

これからデスクライトを買う方は、わたしのような遠回りをしないでください。

具体的な商品比較や「迷ったらこれ」という結論は、こちらの記事でまとめています。

→ 【【比較表・用途別】あなたに合ったデスクライトが一目でわかるチャート】

あなたの在宅ワーク環境が、少しでも快適になることを願っています。

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