この記事は、光目覚まし時計についてまだ情報収集中の方向けです。「光で本当に起きられるの?」「買って失敗したらどうしよう…」そんな不安を感じている方に、共働き・2児の父であるわたしの実体験をお伝えします。最初は安いモデルで失敗しましたが、そこから学んで買い替えた結果、朝が本当に変わりました。
この記事のポイント
- なぜ光目覚まし時計を買おうと思ったのか
- 3,000円台の安いモデルで失敗した理由
- 買い替えて3ヶ月で起きた変化
- 「効果がない」と感じる人の落とし穴
それでは早速見ていきましょう。
共働き・2児の父が「朝の地獄」から抜け出せなかった理由

アラーム3回止めて二度寝…わかりすぎる(泣)

「仲間がいて安心しました(笑)。時間管理のプロのはずなのに、朝だけはどうしてもダメでしたね。でも、今は変われましたよ。」
アラームを3回止めて二度寝する毎日
朝5時半。スマホのアラームが鳴る。
「あと5分だけ…」
布団の中でアラームを止める。2回目のアラーム。また止める。3回目のアラーム。やっと起きるか、と思いきや、気づいたら6時15分。
「やばい、もう子どもたち起こす時間じゃん!」
これが、わたしの毎朝のルーティンでした。
経営管理の仕事を15年やっていて、時間管理には自信があるつもりでした。でも、朝だけはどうしても思い通りにならない。夜は子どもの寝かしつけで一緒に寝落ち。朝は起きられなくてギリギリまで布団の中。
「朝さえ変われば」と何度思ったことか。
「朝の30分」があれば人生が変わると分かっていた
子どもたちが起きる前の30分。この時間が取れれば、読書ができる。仕事の準備ができる。コーヒーを飲みながら今日の予定を整理できる。
頭では分かっていました。でも、身体がついてこない。
妻も同じように朝はつらそうで、お互いにイライラしながら子どもたちを急かす毎日。「なんでこんなにバタバタなんだろう」と思いながら、家を出る。
仕事では「タイムマネジメントの研修」を企画する立場なのに、自分の朝すらコントロールできていない。この矛盾が、ずっと心のどこかに引っかかっていました。
「光で起きる」という発想との出会い
ある日、ネットで「光目覚まし時計」という単語を見かけました。
「光を浴びると体内時計がリセットされて、自然に目が覚める」
最初は半信半疑でした。でも、調べてみると科学的な根拠があるらしい。体内時計をリセットするには2,500ルクス以上の光が必要で、これは室内照明の5倍以上。
「これ、試してみる価値あるかも」
そう思って、Amazonで光目覚まし時計を検索しました。
3,000円台の光目覚まし時計で「見事に失敗」した話
安さで選んだYABAE MY-09
光目覚まし時計を検索すると、価格帯は3,000円台から3万円超までピンキリ。
「まずは安いので試してみよう」
経営管理的な発想で、最小限の投資でテストすることにしました。選んだのはYABAE MY-09。Amazonで3,500円くらい。レビュー数も多いし、評価も悪くない。
届いて設置。翌朝、起床時間の30分前から光が点灯する設定にして就寝。
「あれ、全然起きられない…」
翌朝。光は確かについていました。でも、わたしは普通にアラームで起きました。
「まあ、初日だからな」
2日目。同じ。3日目。同じ。1週間経っても、「光で自然に目が覚める」という体験はゼロ。
結局、アラームを止めて二度寝するパターンは変わらず。
「やっぱり光目覚まし時計なんて効果ないんじゃ…」
そう思いかけました。
失敗の原因は「光量不足」だった
でも、諦める前にもう一度調べてみました。すると、衝撃の事実が。
YABAE MY-09の最大光量は約300ルクス。
体内時計のリセットに必要な光量は2,500ルクス以上。つまり、必要な光量の10分の1以下だったのです。
「安物買いの銭失い」とはこのこと。
3,500円を無駄にした上に、「光目覚まし時計は効果がない」という間違った結論に至るところでした。
買い替えて3ヶ月——朝が「地獄」から「楽しみ」に変わった
Philips HF3519に買い替えた理由
失敗を踏まえて、今度はちゃんと調べました。条件は3つ。
- 光量2,500ルクス以上
- 信頼できるメーカー
- 長く使える品質
行き着いたのがPhilips Wake-up Light HF3519。価格は約13,000円。最初の3.5倍以上ですが、「また失敗したら」と思うと、ここで妥協はできませんでした。
1週間目——「あれ、アラーム鳴る前に目覚めてる」
使い始めて1週間。明らかに変化がありました。
アラームが鳴る5分前に、なんとなく目が覚めている。「うるさくて起きた」のではなく、「自然と意識が戻ってきた」感覚。
まだ毎日ではありませんでしたが、週に2〜3回はこの「自然な目覚め」が起きるようになりました。
3週間目——二度寝がなくなった
3週間経つ頃には、二度寝がほぼなくなりました。
目が覚めたときの「だるさ」が明らかに違う。以前は「もう少し寝たい」という強烈な欲求がありましたが、今は「起きようかな」と自然に思える。
この違いは、経験しないと分からないと思います。
3ヶ月後——「朝の30分」が当たり前になった
今では、子どもたちが起きる30分前に自分の時間を確保できています。
コーヒーを飲みながら読書。今日のタスクを整理。メールの下書き。この30分があるだけで、1日のスタートがまったく違う。
そして何より、朝のイライラがなくなりました。
以前は、自分もギリギリまで寝ていて、子どもたちを起こすときに「早く起きなさい!」と怒っていました。今は、自分が先に起きて準備を終えているから、余裕を持って子どもたちを起こせる。
妻にも「最近、朝穏やかだよね」と言われました。
具体的なタイムライン変化
Before(光目覚まし導入前)
- 5:30 アラーム1回目 → 止めて二度寝
- 5:45 アラーム2回目 → 止めて二度寝
- 6:00 アラーム3回目 → 止めて二度寝
- 6:15 やっと起床 → 子どもを起こす時間がない
- 6:30 子どもを急かしながらバタバタ準備
- 7:00 全員でギリギリ家を出る
After(光目覚まし導入3ヶ月後)
- 5:15 光が徐々に点灯開始
- 5:40 自然と目が覚める
- 5:45〜6:15 自分の時間(読書・仕事準備)
- 6:20 子どもたちを穏やかに起こす
- 6:45 朝食を一緒に食べる余裕あり
- 7:00 みんな笑顔で家を出る
| 時刻 | Before(導入前) | After(3ヶ月後) |
|---|---|---|
| 5:15 | – | 光が徐々に点灯開始 |
| 5:30 | アラーム1回目→二度寝 | – |
| 5:40 | – | 自然と目が覚める |
| 5:45 | アラーム2回目→二度寝 | 自分の時間スタート |
| 6:00 | アラーム3回目→二度寝 | 読書・仕事準備 |
| 6:15 | やっと起床 | 自分の時間終了 |
| 6:20 | – | 子どもを穏やかに起こす |
| 6:30 | 子どもを急かしてバタバタ | 朝食準備 |
| 6:45 | – | 家族で朝食 |
| 7:00 | 全員ギリギリで出発 | 笑顔で出発 |
まだ情報収集中のあなたへ
| 項目 | 失敗した製品 | 成功した製品 |
|---|---|---|
| 製品名 | YABAE MY-09 | Philips HF3519 |
| 価格 | 約3,500円 | 約13,000円 |
| 最大光量 | 約300ルクス | 2,500ルクス以上 |
| 効果実感 | なし | あり(1週間目から変化) |
| 2週間後 | アラームで起床 | 自然に目覚め週3〜4回 |
| 1ヶ月後 | 使用中止 | 二度寝ほぼゼロに |
| 満足度 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
「本当に効果あるの?」という疑問への答え
結論から言えば、製品選びさえ間違えなければ、効果はあります。
わたしは最初に安いモデルで失敗したからこそ、これを断言できます。光量が足りない製品を買うと、「光目覚まし時計は効果がない」という間違った結論に至る。それが一番もったいない。
失敗しないための3つのチェックポイント
- 光量2,500ルクス以上か?(30cm距離での数値を確認)
- 顔から30cm以内に設置できるか?(ベッドサイドの広さを測る)
- 2週間は継続使用するつもりがあるか?(3日で判断しない)
この3つをクリアすれば、あなたも「朝の30分」を手に入れられるはずです。
もっと詳しく知りたい方へ
光目覚まし時計の選び方や、おすすめ7機種の比較は、別の記事で詳しくまとめています。製品ごとの価格、光量、機能、そしてわたしが実際に使った感想も。
「どの製品を選べばいいか」まで具体的に決めたい方は、ぜひ参考にしてください。
▶【光目覚まし時計おすすめ7選|経営管理15年パパが3軸で徹底比較】
まとめ
共働き・2児の父として、光目覚まし時計を導入して3ヶ月。わたしが学んだことを整理します。
- 光目覚まし時計の効果は「製品選び」で決まる
- 安いモデル(3,000円台)は光量不足で失敗しやすい
- 体内時計リセットには2,500ルクス以上が必要
- 効果実感には最低2週間の継続使用が必要
- 設置距離は顔から30cm以内を厳守
- 「朝の30分」が取れると1日の質が変わる
- 子どもを急かさなくなり、朝のイライラが減少
- 迷ったらスタンダード帯以上(5,000円〜)を選ぶ
最後に一言:
朝を変えたいと思っているなら、今が行動するタイミングです。わたしのように最初は失敗するかもしれません。でも、正しい製品を選べば、必ず変化は起きます。
あなたの朝が、少しでも楽になることを願っています。

