電動自転車を買おうと思っているけど、失敗したくない。そんな方に向けて、わたしの正直な体験談をお話しします。
経営管理の仕事をしながら、2人の子どもを育てる40代の父親として、実際に失敗して、後悔して、そこから学んだことがあります。
この記事のポイント
- 中古の電動自転車を選んで後悔した理由がわかる
- 子どもの成長を見誤った失敗談を共有
- 失敗から学んだ「本当に大切な選び方」がわかる
- 具体的なモデル比較記事への案内あり
それでは早速見ていきましょう。
この記事は、電動自転車の購入について情報収集中の方向けです。すでに購入を決めている方は【子ども送迎用電動自転車おすすめ6選|失敗談から学ぶ選び方】へどうぞ。
わたしが電動自転車選びで失敗した3つのこと
子どもの保育園送迎が始まったとき、わたしは「電動自転車なんてどれも同じだろう」と思っていました。2人の子どもの父として、経営管理の仕事をしながらの毎朝の送迎。正直、深く考える余裕がなかったのかもしれません。
| 失敗内容 | 原因 | 損失 | 教訓 |
|---|---|---|---|
| 中古を選んだ | 「安いから」で飛びついた | バッテリー交換で+4万円 | 総所有コストで比較する |
| 前乗せタイプを選んだ | 子どもの成長を甘く見た | 1年半で買い替え | 使用期間で選ぶ |
| 安全基準を確認しなかった | 価格だけを見ていた | 不安な走行体験 | BAA・SGマーク必須 |
「安いから」で中古を選んだ結果
最初に目をつけたのは、中古の電動自転車でした。新品の半額以下で買えるなら、それでいいじゃないか。そう考えたのです。
しかし、ここで大きな見落としがありました。バッテリーの劣化です。
中古で5万円で購入した自転車は、半年後にバッテリーが完全にダメになりました。交換費用は約4万円。結局、新品とほとんど変わらない金額になってしまったのです。
経営管理の仕事では「初期投資だけでなく、ランニングコストまで見る」ことを常に意識しています。でも、自分のプライベートな買い物になると、その視点が抜け落ちていました。恥ずかしい話ですが、これは大きな反省点です。
子どもの成長スピードを甘く見ていた後悔
もうひとつの失敗は、「前乗せタイプ」を選んだことです。
当時、上の子は2歳。前乗せタイプなら子どもの様子が見えて安心だと思いました。しかし、子どもの成長は想像以上に早かった。
3歳を過ぎたころから「窮屈そう」「足がはみ出る」という状態に。結局、1年半で後ろ乗せタイプに買い替えることになりました。
最初から後ろ乗せタイプを選んでいれば、この出費は避けられたはずです。2人の子どもの父として、改めて「子どもの成長を見越した選択」の大切さを痛感しました。
朝のバタバタが変わった瞬間|電動自転車導入のリアル
失敗を経て、ようやく「自分に合った1台」を見つけることができました。その瞬間から、毎朝の景色が変わりました。

「5分の短縮って、そんなに大きな変化になるんですか?」

「わたしも最初は半信半疑でした。でも、毎朝の5分が、子どもとの朝食時間に変わったんです。この積み重ねが、家族の関係を変えてくれました」
5分の短縮が生んだ「子どもとの朝食時間」
以前は、徒歩で保育園まで送っていました。片道15分。往復で30分。
電動自転車に変えてから、片道5分になりました。往復で10分。つまり、毎朝20分の時間が生まれたのです。
この20分で何が変わったか。子どもと一緒に朝食を食べられるようになりました。
以前は「早く食べて!」「急いで!」と急かしてばかり。でも今は、ゆっくり子どもの話を聞きながら、一緒に朝ごはんを食べています。
たかが20分。されど20分。この変化は、わたしにとって想像以上に大きなものでした。
雨の日の送迎ストレスはどう変わったか
正直に言うと、雨の日の送迎は今でも大変です。
でも、電動自転車のパワーのおかげで、レインカバーをつけた重い状態でも楽に走れます。徒歩で傘を差しながら、子どもの手を引いて歩いていた頃と比べると、ストレスは半分以下になりました。
「完璧」ではないけれど、「だいぶマシ」になった。それだけでも、十分価値のある変化だと感じています。
2児の父として気づいた「本当に大切な選び方」
失敗を経験したからこそ、見えてきたことがあります。
価格だけで選ばない|経営管理で学んだ投資思考
経営管理の仕事では、「初期投資」と「ランニングコスト」と「投資回収期間」をセットで考えます。
電動自転車も同じです。
本体価格だけを見て「安い!」と飛びつくのは危険。5年間使うことを前提に、バッテリー交換費用、タイヤ交換費用、メンテナンス費用を足して「総所有コスト」で比較する。
この視点を持つだけで、選び方が変わります。
安全性は「ケチってはいけない」項目
子どもを乗せる自転車です。安全性だけは、絶対にケチってはいけない。
BAAマーク、SGマーク。この2つの安全基準を満たしているかどうか。チャイルドシートのベルトは5点式か。スタンドは倒れにくい両立タイプか。
2人の子どもの父として、これだけは声を大にして言いたいです。価格より安全。これは譲れないポイントです。
失敗から学んだ|電動自転車選びで確認すべきポイント
わたしの失敗を踏まえて、これから購入を検討している方に伝えたいことをまとめます。
バッテリー寿命は最初に確認
中古を検討している方は、必ずバッテリーの使用年数と充電回数を確認してください。
リチウムイオンバッテリーは、700〜900回の充電で寿命を迎えます。毎日充電なら2〜3年。週2〜3回充電なら4〜5年。
交換費用は3〜4万円。これを計算に入れないと、わたしと同じ失敗をします。
子どもの年齢×使用期間で考える
「今の子どもの年齢」ではなく、「何歳まで使いたいか」で選んでください。
前乗せタイプは1〜4歳まで。後ろ乗せタイプは2〜6歳まで。長く使いたいなら、最初から後ろ乗せタイプを選ぶのが賢明です。
具体的なおすすめモデルや比較については、こちらの記事で詳しくまとめています。
【子ども送迎用電動自転車おすすめ6選|失敗談から学ぶ選び方】
迷ったらこれ、という1台も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
わたしの電動自転車選びは、失敗から始まりました。中古のバッテリー問題、子どもの成長を見誤った買い替え。決してスマートな選び方ではありませんでした。
でも、その失敗があったからこそ、今は「本当に良い1台」に出会えています。毎朝の送迎が、子どもとの大切な時間に変わりました。
この記事の重要ポイント:
- 中古購入時はバッテリー寿命を必ず確認(交換費用3〜4万円のリスク)
- 子どもの成長を見越して、使用期間で選ぶ
- 価格だけでなく「総所有コスト」で比較する
- 安全性はケチってはいけない(BAAマーク・SGマーク必須)
- 5分の時間短縮が、家族との時間を生み出す
同じ失敗をしてほしくない。だからこそ、わたしの体験をシェアしました。
これから電動自転車を選ぶ方が、後悔のない1台に出会えることを願っています。
具体的なモデル比較や「迷ったらこれ」の1台については、こちらで詳しく解説しています。

