在宅ワーク中、子どもの声が気になって集中できない──そんな悩みを持つ方へ。2児の父であるわたしが、ノイキャンイヤホンで「子どもの声がどこまで消えるか」を実際に検証しました。結論と、親としての使い方の工夫をお伝えします。
この記事のポイント:
- 子どもの声はノイキャンでどの程度消えるか
- 泣き声・話し声・テレビ音の効果の違い
- 「完全遮音しない」方がいい理由
- 在宅パパが見つけた「ちょうどいい使い方」
それでは早速見ていきましょう。
正直に言います。子どもの声は「完全には」消えません
在宅ワーク中の集中力を上げたくて、ノイキャンイヤホンを検討している方は多いと思います。わたしも「これさえあれば、子どもが騒いでいても仕事に集中できるはず」と期待して購入しました。でも、正直に言います。子どもの声は、完全には消えません。
ノイキャンに期待しすぎていた在宅パパの告白
わたしが初めてノイキャンイヤホンを買ったのは、下の子がまだ2歳のころでした。リビングの隣の部屋で仕事をしていると、泣き声や「パパー!」という呼びかけが気になって、なかなか集中できなかったんです。
レビューサイトを見ると「ノイキャンで周囲の音が消える」と書いてあったので、これで解決すると思っていました。でも、実際に使ってみると、エアコンの音は消えるのに、子どもの声はしっかり聞こえる。最初は「不良品かな?」と疑ったくらいです。
経営管理の仕事でも同じなのですが、期待値と現実のギャップがあると、どうしてもがっかりしてしまいます。でも、ノイキャンの仕組みを理解してからは、「そういうものか」と納得できるようになりました。
「消える音」と「消えにくい音」の違い
ノイキャンには、得意な音と苦手な音があります。
消えやすい音(得意):
- エアコン・換気扇の「ゴー」という低い持続音
- 電車や飛行機の走行音
- キーボードのタイピング音
- 冷蔵庫のモーター音
消えにくい音(苦手):
- 人の声(特に子どもの高い声)
- 突発的な大きな音(泣き声、ドアの開閉音)
- 不規則に変化する音
ざっくり言うと、「一定のリズムで続く低い音」は消えやすく、「突発的で高い音」は消えにくい。子どもの声は、まさに後者なんです。
知っておきたい期待値の調整ポイント
だからといって、ノイキャンが無意味というわけではありません。大切なのは、期待値を調整することです。
わたしの感覚では、ノイキャンをオンにすると、子どもの声は「10」から「6〜7」くらいに減る印象です。完全に消えるわけではないけれど、気になるレベルが下がることで、集中しやすくなります。
「完全遮音」ではなく「気にならなくなる」と考えると、ノイキャンの価値が見えてきます。
泣き声・話し声・テレビ音、どこまで消えるか徹底検証
ここからは、わたしが実際に自宅で検証した結果をお伝えします。2児の父として、リアルな環境でテストしました。

「実際にどのくらい消えるのか、具体的に知りたいです!」

うちの子どもたち(2人)にも協力してもらって、リアルな環境で検証しました。実験中に「パパ何してるの?」って覗きに来て、データが取りにくかったのは内緒です(笑)
| 音の種類 | ノイキャン効果(体感) | コメント |
|---|---|---|
| 泣き声・叫び声 | ★☆☆☆☆(ほぼ消えない) | 突発的な高音は苦手 |
| 普通の話し声 | ★★★☆☆(5〜6割減) | 呼びかけは聞こえる |
| テレビ・YouTube | ★★★★☆(7〜8割減) | 持続音は得意 |
| エアコン・換気扇 | ★★★★★(ほぼ消える) | 低音の持続音は最も得意 |
| おもちゃの音 | ★★★☆☆(効果音は残る) | 不規則な音は消えにくい |
泣き声・叫び声──突発的な大声への効果
正直なところ、泣き声や叫び声はほとんど消えません。
下の子が「うわーん!」と泣き出したとき、ノイキャンをオンにしていても、しっかり聞こえます。音量が少し下がったかな、という程度です。
これは、ノイキャンの仕組み上、仕方がないことです。突発的な音に対しては、打ち消す波を生成する時間がないため、効果が薄くなります。
ただ、親としては、泣き声が聞こえた方が安心です。「完全に消えたら逆に困る」というのが、使ってみて分かったことでした。
普通の話し声・呼びかけ──日常会話レベルの検証
リビングで子どもたちが普通に話している声は、体感で「5〜6割減」といったところです。
「パパ、見てー」という呼びかけは聞こえますが、ボソボソ話しているような会話は聞き取りにくくなります。集中モードに入っているときは、子どもの声に気づくまで数秒かかることもありました。
わたしの場合は、子どもたちに「イヤホンしてるときは、肩をトントンしてね」と伝えています。ちょっとしたルールを決めておくと、お互いにストレスが減ります。
テレビ・YouTube・おもちゃの音──持続的な雑音への効果
テレビやYouTubeの音、おもちゃのピコピコ音は、かなり軽減されます。体感では「7〜8割減」です。
持続的な音はノイキャンが得意な領域なので、リビングでアニメが流れていても、仕事に集中しやすくなりました。これが一番ありがたかったポイントです。
ただし、効果音やCMの音声など、急に大きくなる音は消えにくいです。子ども向け番組は効果音が多いので、完全に無音にはなりません。
ノイキャンの仕組みと性能差をやさしく解説
「なぜ子どもの声は消えにくいのか」を理解しておくと、製品選びにも役立ちます。やさしく解説しますね。
アクティブノイズキャンセリングの基本原理
ノイキャン(アクティブノイズキャンセリング)は、外の音をマイクで拾って、その音と逆の波(逆位相)をぶつけることで、音を打ち消す仕組みです。
たとえば、「ブーン」という音が来たら、その波をひっくり返した「逆ブーン」を出して、お互いを相殺するイメージです。
ただし、この「逆の波を作る」には、ほんの少しだけ時間がかかります。だから、一定のリズムで続く音は予測しやすく、効果が高い。でも、突発的に変化する音は予測が難しいので、効果が薄くなるんです。
価格帯によって何が変わるのか
ノイキャンの性能は、価格帯によって差があります。
| 価格帯 | ノイキャン性能 | 人の声への効果 |
|---|---|---|
| 3,000円以下 | 気休め程度 | ほぼ変わらない |
| 5,000円前後 | 低音はしっかり、中高音はそこそこ | 話し声が少し遠くなる |
| 1万円前後 | バランス良い、外音取り込みも優秀 | 話し声が半分くらいに |
| 3万円以上(AirPods Pro等) | 全帯域で高性能 | 話し声もかなり軽減 |
わたしの経験では、5,000円前後のモデルでも「思ったより使える」という印象です。3万円クラスとの差は確かにありますが、在宅ワーク用途なら十分だと感じました。
「外音取り込みモード」が在宅パパに重要な理由
最近のノイキャンイヤホンには、「外音取り込みモード」(アンビエントモード)がついているものが多いです。これは、外の音をマイクで拾って、イヤホン内に流す機能です。
在宅パパにとって、この機能がとても重要です。
集中したいときはノイキャンモード、子どもの様子を見守りたいときは外音取り込みモード、と切り替えられます。イヤホンを外さなくても、子どもの声が聞こえるようになるんです。
わたしは、この切り替えが簡単にできるモデルを選びました。ボタン一つで切り替えられると、ストレスなく使えます。
完全遮音しない方がいい理由(親として)
ここからは、少し違った角度でお話しします。親として、「完全に遮音しない方がいい」と思う理由です。
子どもの異変に気づけないリスク
もしノイキャンが完璧に効いて、子どもの声が一切聞こえなくなったら、どうでしょうか。
子どもが転んで泣いている、何か危ないことをしている、体調が急に悪くなった──そんな異変に気づけないリスクがあります。
在宅ワーク中とはいえ、家に子どもがいる以上、完全に「仕事モード」に入るわけにはいきません。経営管理の仕事でも「異常検知」は大切ですが、家庭でも同じです。
「ちょうどいい遮音」という発想
だからわたしは、「ちょうどいい遮音」を目指すようになりました。
具体的には、以下のバランスです。
- エアコン・テレビ・生活音 → 消えてほしい
- 子どもの泣き声・叫び声 → 聞こえてほしい
- 普通の話し声 → 少し遠くなるくらいでちょうどいい
ノイキャンの「苦手な音」が、親としては「聞こえてほしい音」だった。これに気づいてから、ノイキャンの見方が変わりました。
わたしが見つけた妥協点と運用ルール
最終的に、わたしはこんな運用ルールに落ち着きました。
- 集中タイム(30分〜1時間):ノイキャンON、子どもには「肩トントン」ルールを共有
- 見守りタイム(休憩中・家事中):外音取り込みモードON、または片耳だけ装着
- 緊急時:子どもの声がいつもと違う(泣き声のトーンが高い等)と感じたら、すぐ外す
完璧な遮音を求めず、「今はどっちのモードが適切か」を意識することで、仕事も子育ても両立しやすくなりました。
在宅パパが見つけた「ちょうどいい使い方」
ここからは、わたしが日々の中で見つけた「ちょうどいい使い方」を具体的にお伝えします。
集中タイムと見守りタイムの切り替え
1日の中で、「集中したい時間」と「子どもの様子を気にかける時間」を意識的に分けています。
集中タイム(ノイキャンON):
- 午前中、子どもが幼稚園に行っている間
- 夜、子どもが寝た後
- 妻が子どもを見てくれている時間帯
見守りタイム(外音取り込み or イヤホンなし):
- 子どもが起きていて、自分しか家にいないとき
- 子どもが体調を崩しているとき
- オンライン会議がなく、ながら作業で済む仕事のとき
このメリハリをつけることで、「集中するときは集中する」「見守るときは見守る」が両立できています。
家族への事前共有がカギ
ノイキャンを使うときは、家族への事前共有が大切です。
わたしは、妻と子どもに「このイヤホンをしてるときは、音が聞こえにくいからね」と伝えています。子どもには「用があったら、肩をトントンしてね」とルールを決めました。
最初は忘れることもありましたが、2週間くらいで習慣になりました。家族の理解があると、「集中しているのに邪魔された」というストレスが減ります。
1日の中でノイキャンを使う時間帯と使わない時間帯
参考までに、わたしの平日のスケジュールをお見せします。
| 時間帯 | 状況 | ノイキャン使用 |
|---|---|---|
| 6:00〜7:00 | 早朝、子どもが寝ている | ON(集中) |
| 7:00〜8:30 | 朝の準備、子どもを送り出す | 使わない |
| 9:00〜12:00 | 午前中、1人で在宅ワーク | ON(集中) |
| 12:00〜13:00 | 昼休み | 使わない |
| 13:00〜15:00 | 午後の集中タイム | ON(集中) |
| 15:00〜18:00 | 子どもが帰宅、見守りながら作業 | 外音取り込み |
| 21:00〜23:00 | 子どもが寝た後 | ON(集中) |
1日のうち、ノイキャンをONにしている時間は合計5〜6時間くらいです。それ以外は、外音取り込みか、イヤホンを外しています。
結局わたしが選んだイヤホンと選んだ理由
さて、ここまで読んでくださった方は、「で、結局どれを買えばいいの?」と思っているかもしれません。
選定基準は「コスパ・実用性・家族対応」
わたしがイヤホンを選ぶときに重視したのは、以下の3つです。
- コスパ:高すぎない価格で、十分な性能があるか
- 実用性:在宅ワークで毎日使っても快適か
- 家族対応:外音取り込みモードがあり、子どもの声に気づけるか
3万円のAirPods Proが最高なのは分かっていますが、「5,000円前後でどこまでいけるか」を試したかったんです。経営管理者としては、投資対効果を数字で判断したい。
最終的に選んだモデルとその決め手
結論から言うと、わたしはSOUNDPEATS Mini Proを選びました。
決め手は以下の3点です。
- 価格:5,000円前後で購入可能
- ノイキャン性能:低音はしっかり消え、中高音もそこそこ
- 外音取り込みモード:ボタン一つで切り替えられる
使い始めて3ヶ月ほど経ちますが、在宅ワーク用途では十分満足しています。「5,000円でここまでできるのか」と正直驚きました。
詳しいレビューはNextShift Selectで
このモデルの詳しいスペック、他の候補との比較、実際の使用感は、NextShift Selectで詳しくレビューしています。
「予算別のおすすめ」「用途別の選び方」も整理していますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
→ 【5000円で十分?ノイキャンイヤホンの選び方と本音おすすめ7選】
また、「長時間使っても耳が痛くならない?」「疲れにくい使い方は?」という健康面が気になる方は、NextShift Activeの記事も参考になると思います。
まとめ:家族がいる環境での正解は「共存」
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 子どもの声は「完全には」消えない。期待値の調整が大切
- 泣き声・叫び声はほぼ消えないが、テレビ・生活音は7〜8割減
- 親としては「完全遮音」より「ちょうどいい遮音」が正解
- 外音取り込みモードがあると、見守りとの両立がしやすい
- 家族への事前共有と、集中タイム・見守りタイムの切り替えがカギ
- 5,000円前後のモデルでも、在宅ワーク用途なら十分使える
ノイキャンイヤホンは、「家族と遮断するためのツール」ではなく、「家族と共存しながら集中するためのツール」だと思います。
完璧を求めず、「ちょうどいい」を見つけていく。それが、在宅パパとしてのわたしの結論です。
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- 長時間使用の健康対策はこちら → 【ノイキャンイヤホンで耳が痛い?長時間使用の対策5つ】

