スマートスピーカー×子育て本音レビュー|2児の父の失敗談と成功体験

家族

この記事は、スマートスピーカーを子育てに使うことを検討中で、「実際どうなの?」と情報収集している方向けです。

「スマートスピーカーって本当に子育てに使えるの?」「買って後悔しないかな?」「実際に使っている人の本音が知りたい」

そんな疑問を持つ方に向けて、2人の子どもの父であるわたしが、導入から3ヶ月間の失敗談と成功体験を正直にお伝えします。

この記事のポイント

  • 実際に導入して起きた失敗談(子どもが怒鳴った、誤購入事件)
  • 3ヶ月使って分かった本当の効果
  • 向いている家庭・向いていない家庭の判断基準

それでは早速見ていきましょう。

この記事は、スマートスピーカーを子育てに使うことを検討中で、「実際どうなの?」と情報収集している方向けです。具体的な商品比較や購入リンクは、別記事【子育て家庭向けスマートスピーカーおすすめ7選|本音比較で迷わず選べる】でまとめています。


スマートスピーカーを子育てに導入した理由

わたしがスマートスピーカーを買おうと思ったのは、単純に「朝が辛すぎた」からです。毎朝の声かけ地獄に疲弊していたわたしが、なぜ家電に頼ろうと思ったのか。その経緯をお話しします。

毎朝10回以上の声かけに疲れていた

「早く起きて」「ご飯食べて」「着替えは?」「歯磨きした?」「時間ないよ!」

これ、わたしが毎朝子どもたちに言っていた言葉です。数えてみたら、1日10回以上。しかも、言うたびにイライラが募る。子どもは言うことを聞かない。声のトーンがどんどん上がる。朝食の時間が、家族全員にとって「嫌な時間」になっていました。

正直に言うと、自分の姿が嫌でした。もっと穏やかに接したいのに、時間に追われてそれができない。夜、子どもたちが寝た後に「今日も怒っちゃったな」と反省する日々。でも、翌朝になると同じことの繰り返し。

経営管理の発想を家庭に持ち込んでみた

転機は、仕事中にふと思ったことでした。

わたしは経営管理の仕事を15年やってきて、「ボトルネックを見つけて、仕組みで解決する」というのは日常的にやっています。業務フローを見直して、無駄な工程を自動化する。それが当たり前の発想でした。

でも、家庭のことになると、なぜか「気合いで乗り切る」みたいな思考になっていたんです。「もっと頑張れば」「もっと早く起きれば」「もっと段取り良くすれば」。全部、自分を追い詰める方向。

「待てよ。朝の声かけって、業務フローで言えば『人手に依存した非効率なプロセス』じゃないか?」

そう気づいた瞬間、スマートスピーカーという選択肢が浮かびました。


導入して最初の1週間で起きたこと【失敗談】

さっそくEcho Dotを買って、ワクワクしながら設定しました。「これで朝が変わる!」と期待していたのですが…現実は甘くありませんでした。

子どもがアレクサに怒鳴り始めた

導入して3日目、事件が起きました。

上の子(当時小学2年生)が、アレクサに向かって「うるさい!黙れ!」と怒鳴り始めたのです。

原因は、わたしの設定ミスでした。「6時30分に『起きて』と言う」「6時35分に『着替えようね』と言う」「6時40分に『ご飯だよ』と言う」…と、5分刻みでリマインダーを設定していたのです。

結果、子どもから見れば「アレクサがうるさすぎる」。親の代わりに機械がガミガミ言ってくるだけ。これでは、何も変わっていませんでした。

わたしは反省しました。「仕組み化」は大事だけど、「詰め込みすぎ」は逆効果。経営管理でも同じ失敗をしたことがあります。業務改善と称して、チェックリストを増やしすぎて、現場がパンクしたことが。

誤購入で焦った夜

もう一つの失敗は、誤購入です。

下の子(当時4歳)が「アレクサ、おもちゃ買って」と言ったんです。わたしは「まさか買えないでしょ」と思っていたのですが、翌日Amazonから「ご注文ありがとうございます」のメールが。

焦りました。慌ててキャンセルしましたが、これは危なかった。初期設定のまま使っていたので、購入確認のPINコードを設定していなかったのです。

この経験から、「最初にやるべき設定」の重要性を痛感しました。便利さの裏には、ちゃんとしたルールと設定が必要なんです。

失敗原因教訓
子どもがアレクサに怒鳴ったリマインダーを詰め込みすぎた本当に必要なものだけに絞る
誤購入で焦った購入確認PINを設定していなかった最初にセキュリティ設定をする

3ヶ月使って分かった本当の効果【成功体験】

失敗を経て設定を見直し、家庭内ルールも整えた結果、3ヶ月後には「買ってよかった」と心から思えるようになりました。

朝の声かけが1日5回減った

最初の失敗から学び、リマインダーは「本当に必要なもの」だけに絞りました。

  • 6時30分:「おはよう。そろそろ起きようか」(1回だけ)
  • 7時15分:「あと10分で出発だよ」(1回だけ)

これだけです。

結果、わたしが直接声をかける回数が、1日10回以上から5回以下に減りました。しかも、アレクサが言った後に「お父さんも言ってたね」と子どもが動くようになったのです。

不思議なもので、親が10回言っても動かないのに、アレクサが1回言うと動く。理由は分かりませんが、「機械に言われると素直になる」という現象は、うちだけではないようです。

親子の会話が増えた意外な理由

もう一つ、予想外の効果がありました。

朝の「急いで!」「早く!」という声かけが減った分、別の会話が増えたのです。「今日の給食なに?」「学校で何するの?」みたいな、たわいない会話。

以前は時間に追われて、そんな余裕はありませんでした。でも、声かけをアレクサに任せた分、心に余裕が生まれた。結果的に、親子のコミュニケーションの質が上がったように感じます。

経営管理の仕事でも、「余裕のあるチームは、雑談が増える」という経験があります。雑談が増えると、問題の早期発見にもつながる。家庭でも同じなのかもしれません。


子育て家庭が買う前に知っておくべきこと

わたしの経験から、スマートスピーカーが「向いている家庭」と「向いていない家庭」があると感じています。

向いている家庭・向いていない家庭

向いている家庭:

  • 朝の声かけに疲れている
  • 「仕組み化」に前向き
  • 設定やルール作りを面倒がらない
  • 子どもが未就学児〜小学生

向いていない家庭:

  • 「機械に頼るのは嫌」という価値観が強い
  • 設定を調べる時間がない
  • 子どもがまだ0〜2歳(音声でのやり取りが難しい)

向いていない家庭が悪いわけではありません。価値観の問題です。「親の声で伝えたい」という考え方も、もちろん尊重されるべきです。

タイプ特徴
向いている家庭朝の声かけに疲れている/「仕組み化」に前向き/設定を面倒がらない/子どもが未就学児〜小学生
向いていない家庭「機械に頼るのは嫌」という価値観/設定を調べる時間がない/子どもが0〜2歳

具体的な機種選びはSelect記事で

この記事では、わたしの体験談を中心にお伝えしました。

「じゃあ、どの機種を買えばいいの?」という疑問には、別の記事で詳しく答えています。7機種を「コスパ」「実用性」「家族対応」の3軸で比較し、価格帯別のおすすめもまとめました。

具体的な商品比較と最安値リンクは、こちらの記事をご覧ください▶【子育て家庭向けスマートスピーカーおすすめ7選|本音比較で迷わず選べる】

まとめ

スマートスピーカーを子育てに導入して約3ヶ月。失敗もありましたが、今では「買ってよかった」と心から思っています。

【この記事のポイント】

最後に、わたしがいつも思うことをお伝えします。

「仕組み化」は、手抜きではありません。仕組みで解決できることは仕組みに任せて、人間は人間にしかできないことに集中する。経営管理でも、家庭でも、その考え方は同じだと思っています。

もし今、朝の声かけに疲れているなら、スマートスピーカーは試してみる価値がありますよ。

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